パッケージの種類が多いこともチロルチョコの特徴だ。
例えば、定番品のミルク味のパッケージは10種類ある。並べると牛柄がつながるような遊び心が隠されている。同社によると、「フレーバー数が増える中で、おいしさだけでなく選ぶ楽しさを体験してもらうために」パッケージ違いの商品が生まれたという。
新たな課題「離反層」
チロリストをはじめとするファンに対するマーケティングに力を入れている中で、最近課題となっているのが、「離反層」の存在だ。調査の中で、チロルチョコから離れていく人がいることがわかった。
「やはり子どものお菓子、駄菓子というイメージで見られている。これまでどおり商品品質を重視しながら、ファン以外にも魅力を伝える施策が必要と考えています」(川崎氏)
その一環として検討しているのがチロルチョコを使った遊びだ。公式サイトではチロルチョコを使った遊び(チロパ)を社員が紹介する動画を公開している。その中の一つである「チロルチョコ積み」のイベントも実施している。30秒以内に何個チロルチョコを積めるかを競う企画で、25年秋に開催した際には400名以上が参加した。
今後もこうしたイベントを、チロルチョコについて広く知ってもらうきっかけにしたいと考えているそうだ。
駄菓子のイメージが強いチロルチョコ。60年を経て大きな進化を遂げていた。日本の代表的なお菓子として、もっと知られてもいいかもしれない。

