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米軍基地20kmの島を中国人が購入、水源・農地・神社仏閣まで…「水源地に毒」「神社を破壊」などの噂とデータの落差

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「外国人不動産」問題
外国人による水源地の取得に懸念の声が上がるエリアもある(写真:ふみちゃん/PIXTA)
  • 牧野 知弘 不動産事業プロデューサー

INDEX

米軍岩国基地まで、わずか20キロ。山口県沖の小さな離島の土地を、中国人が別荘用に買っていた──。2025年、この事実が報じられると、「有事の拠点にされるのでは」という懸念が噴き出した。離島だけではない。水源地に毒を入れられる、農地を買い占められる、神社仏閣が破壊される……中国人による買い占めの噂はSNSで広く拡散している。だが、実際のデータはどうなっているのだろうか。
※本稿は『「外国人不動産」問題』から一部抜粋しています。

米軍基地まで20キロ、瀬戸内の離島を中国人が買った

区分所有マンションを購入する中国人の話題は多いですが、彼らのお買い物はマンションだけではありません。

山口県の南東部、瀬戸内海にある周防大島の沖合に浮かぶ笠佐島がメディアの話題になったのが、2025年の9月でした。笠佐島は94万m²、東京ドーム20個分程度の広さを持つ島ですが、島民はわずか6世帯8人にすぎません。島にアクセスするには周防大島の小松港から1日数便の船を利用するほかなく、島の周囲は魚釣りのスポットとして釣り人に人気がある程度です。

この島が全国から注目されるようになったのは、島内の土地3651m²(約1106坪)を中国上海市に住む中国人が別荘建設を目的に購入していたことが判明したからです。笠佐島の土地の約7割は、周防大島町の不動産会社が所有していますが、所有土地の一部を坪単価約2万円、総額1990万円程度で、2017年から2018年にかけて3人の中国人に売却していました。

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