よくある失敗が、腕を「前後」に振ってしまうこと。軌道が「真横から真上」からずれると、肩甲骨が動かず、こりが解消されません。「大きく、ゆっくり、力を抜いて」を意識しましょう。
④「胸を反らす運動」—「手のひら」を返すだけで、呼吸が変わる
4番「胸を反らす運動」は、胸を大きく開くことで、自然と深い呼吸へと導くことが目的です。深い呼吸は自律神経のバランスも整えてくれます。
スマホやパソコンを長時間使っていると、前かがみの姿勢が続き、胸の筋肉はじわじわと硬くなっていきます。その結果、呼吸は浅くなり、全身への酸素供給が滞る。筋肉は疲れやすくなり、集中力も落ちていく。「なんとなくだるい」の原因が、じつは浅い呼吸にある方は少なくありません。
この動きで胸を開くと、縮こまっていた筋肉がほぐれ、肺が自然と広がります。意識しなくても、呼吸がひとりでに深くなっていく感覚があるはずです。
【ポイント】
この運動の決め手は「手を返す」こと。斜め上に腕を振り上げるとき、手のひらを上に向けてください。
手のひらが下向きのままでは胸が開きにくいのですが、上に返すだけで肩甲骨が内側に引き寄せられ、大胸筋がしっかりストレッチされます。「たったそれだけで?」と思うかもしれませんが、やってみれば違いは一目瞭然です。

