食事はエネルギーであり、娯楽である
ちょっと疲れているときや気分が晴れないとき、おいしいものを食べて元気が出た経験はないでしょうか? 僕自身、メンタル面でも食事をエネルギー源にしている一人です。おいしいものに目がなく、出張のときは道中でどこがいいレストランなのかを調べて、そこに寄るのが密かな楽しみになっています。
食事がリフレッシュになるのは、選手も同じです。塩貝健人選手がオランダのNECナイメヘンに移籍して1カ月くらい経ったときのことでした。
塩貝選手がホームシック気味になっているというのを感じて、都築拓真シェフを連れて遊びに行くことにしました。
当時、都築シェフは「スポーツ360」に勤務しており、その日は休日でした。本来であればゆっくり過ごしたかったと思うのですが、休日返上で同行してくれました。
都築シェフは食材の買い出しにすごくこだわっており、毎回4、5軒回って食材をそろえるため、それだけで2、3時間かかります。さらに、選手の家ですぐに食事を提供できるように、事前に仕込みをしておく必要もあります。
相当な労力ですが、都築シェフ自身も20歳前後でフランスに渡ったときにホームシックを感じた経験があり、「塩貝選手の気持ちがすごくわかる。ぜひ元気づけたい」と賛同してくれました。
ちなみに「スポーツ360」があるケルンから塩貝選手がいるナイメヘンまで約160km。車で2時間ほどの距離。1年間に7万km走る僕にとっては近場です。

