東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #学校という身近な”異世界”の物語「知られざる教員のリアル」

産休代替として学校に…もう常勤はムリ「特別支援学級の担任」を赴任前日に追加された中学校教員が受けた不条理の数々

8分で読める
校長先生と教員
(写真:Fast&Slow / PIXTA)

INDEX

人間誰しも、愚痴を聞いてほしいときもあれば、喜びを分かち合いたいときもある。それは学校の教員も同じだ。つらい経験に共感したり、笑い話にほっこりしたり、はたまた、成功体験をシェアしたり――、そんな学校現場の知られざる「リアル」をお届けしていく。
今回お話を聞いたのは、公立中学校で会計年度任用職員として勤務する竹中有子さん(仮名)。2人の子育てを終え、15年ほど前から教育現場で働くようになった彼女は、あるとき、「産休代替要員」として常勤講師を引き受けた。そこで彼女が直面したのは、教育という大義名分の下で行われる、不条理きわまりない現場の実態だった。
【エピソード募集中】本連載「教員のリアル」では、学校現場の経験を語っていただける方を募集しております(記事は仮名、詳細は個別取材)。こちらのフォームからご記入ください。
プロフィール
投稿者:竹中有子さん(仮名)
年齢:50代
勤務先:公立中学校(現在は会計年度任用職員)

赴任前日の校長室で告げられた「まさかの一言」

竹中さんは大学時代に教員免許を取得していたが、当時は採用倍率が非常に高く、資格だけを持って民間企業で働いた後、2人の子どもを育てる主婦として過ごしてきた。

学校教育に関する新着記事の情報などをメールマガジンでお届けします。登録はこちらから

転機が訪れたのは15年ほど前、「ティーム・ティーチングの指導員の募集を見つけ、応募したのが始まり」だという。以来、10年以上にわたって複数の中学校を渡り歩き、英語の免許を持ちながらも国語や数学の授業フォローに入るなど、現場を支えてきた。

そんな竹中さんに、以前お世話になった先生から切実な依頼が舞い込んだのは、5年ほど前のこと。その先生の勤務校で産休に入る教員がいるため、代替要員として入ってほしいという内容だった。それは「常勤講師」という、正規の教員とまったく変わらない責任を負う立場だった。

2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象