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投稿者:原田和雄さん(仮名)
年齢:40代
勤務先:公立高校
九九や四捨五入ができない高校生も
公立高校の数学教員として15年のキャリアを持つ原田さん。40代になって自身の働き方を見直し、現在は非常勤講師として教壇に立つ。そんな原田さんは近年、生徒の計算能力の低下を肌で感じているという。
「授業で『-1+2』という計算問題を『-3』と答えた生徒がいたのです。その生徒は-1の『-』を1とは関係ない記号だと思っていたようです。それだけではありません。
分数の足し算や2桁の計算も難しい生徒や、九九ができない生徒、四捨五入を知らない生徒もいます。進路多様校だけでなく、中堅校でもそういう生徒がいるのです」
分数の足し算や2桁の計算、九九はいずれも小学校で習う内容だ。原田さんが教員になった15年前も、小学校レベルの内容を理解できていない生徒はいた。しかし、近年はその数が増えていると感じるという。
日本の子どもたちが、計算に対する苦手意識を持っていることがわかるデータもある。スプリックス教育財団が6カ国(アメリカ・イギリス・フランス・南アフリカ・中国・日本)の小学4年生を対象に行った調査だ。
