東洋経済オンラインとは
ライフ

「憩いの場所が消えていく」と悲鳴続々…「サイゼリヤ」都心店舗の閉店が示す"誰でも居られる場所"の減少

8分で読める
サイゼリヤの外観
サイゼリヤ恵比寿駅東口店の閉店が話題に。都心から憩いの場が減っている原因とは?(写真:筆者撮影)

INDEX

サイゼリヤ恵比寿駅東口店が、2026年5月11日をもって閉店することが、SNS上で大きな話題となっている。駅至近という好立地で長く親しまれてきた店舗だが、Webマガジンの恵比寿新聞による独自取材では、閉店の背景にあったのは家賃の値上げ交渉だったという。

一方で、サイゼリヤ全体の業績は堅調だ。4月8日に発表された26年8月期第2四半期決算では、売上高は1428億5400万円(前年同期比17.5%増加)、営業利益は86億5400万円(同39.9%増)と増収増益となっている。外食業界において、独自のポジションを維持し続けているのは間違いない。

しかし、今回の閉店に対する反応は、単なる「一店舗の撤退」にとどまらない。SNS上には「みんなで集まれる場所がなくなる」「貴重な憩いの場だったのに」といった声が相次いでいる。

サイゼリヤは「安さ」で語られがちだが、今回の閉店で失われるのは価格面の価値だけではない。低価格で長時間利用できる店舗は都市部では限られており、その機能の消失が利用者の反応につながっている。

入り口に貼られたお知らせを見て閉店を知った人もいた(写真:筆者撮影)
【写真を見る】「憩いの場所が消えていく」と悲鳴続々…「サイゼリヤ」都心店舗の閉店が示す"誰でも居られる場所"の減少(7枚)

客層の幅広さと利用しやすさが共存する店内

閉店の知らせを受け、改めてサイゼリヤ恵比寿東口店を訪れた。日曜日の15時、店内は満席で、外には4組が待っていた。

次ページが続きます:
【サイゼリヤのような空間が都心では減っている】

2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象