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フェラーリ「アマルフィ」のステアリングが「ちょっとスロー」なビジネス的理由

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フェラーリのGT(グランツーリスモ)として登場した「アマルフィ」(写真:Ferrari)

私が好きなフェラーリに、最新の「アマルフィ」がある。

2025年7月に発表されたモデルで、19年に登場した「ローマ」の後継車だ。

ローマのパワーを上げて、足まわりに改良をほどこし、運転支援システムを充実させ、車名をリネームしたのがアマルフィ。実はビジネスの視点からも、アマルフィの存在は注目に値する。

「ローマ」から美しいクーペスタイルを継承する(写真:Ferrari)

近年フェラーリは、ラインナップの多様化に熱心に取り組んでいる。最右翼にあるのは、性能を追求した「849テスタロッサ」。その下に「296」シリーズを配置する。

一方で、12気筒をフロントに搭載した伝統的なGTともいえる「12チリンドリ」や、やはり12気筒の4ドア「プロサングエ」も重要な位置に置く。

さらに、乗りやすさを目指したモデルにも積極的。それが「ローマ・スパイダー」であり、今回の「アマルフィ」だ。

【写真】美しいクーペ「アマルフィ」のデザインをまずは見てみよう(28枚)

走りよりスタイル、だけれどそれがいい

アマルフィの路線の元をたどると、2009年の「カリフォルニア」にいきつく。そこから「カリフォルニアT」そして「ポルトフィーノM」へと変わってきた。

フェラーリのラインナップの中では、走りというよりスタイル優先のモデルのため、ピュアな心情を持つ乗り手からは、高い評価を得られていない。

私見では、しかし、十分楽しいモデルだった。

室内はGTカーらしいほどよいタイトさ(写真:Ferrari)

当時でいえば「F8トリブート」のような高性能フェラーリの陰に隠れがちだったが、ポルトフィーノMを乗りこなせるようになってから、より高性能なモデルへ移るのも悪くないと思っていた。

だから、私はローマにも同様の考えを抱いていた。アマルフィも同様だろうと、乗るのは、私にとって楽しみだった。

実際にアマルフィのドライブをしたのは、2025年12月。すぐに感じたのは、かなり乗りやすいということ。フェラーリに初めて乗る人でもすぐ慣れるだろう。

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【ローマからの変化は「グランドツアラーとしての進化」】

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