急激な温度差によるストレス「夏うつ」に注意 休むだけでは「心身のリセット」はできない

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一つに急激な温度差によるストレスが挙げられます。クーラーがガンガンに効いた部屋から、苦しいくらいの暑さの炎天下との行き来によって起こります。そもそもストレスの要因は「変化」なので、大きな温度差による環境の変化は、過度なストレスの要因になります。外と中を行ったり来たりする仕事はもちろん、日常生活の中でもゴミ出し、買い物、犬の散歩など、一日に何度も繰り返すことで、影響を受けやすくなります。体温調節には自律神経が働くのですが、室内と外気温の寒暖差が激しくなると、体温調節を担う自律神経は変動による疲れから働きが低下してしまいます。身体への負担は、そのまま心への負担へとつながります。

また、冷たいものや水分をより多く口にすることも要因の1つです。

脱水にならないよう気を付ける必要はあり、水分補給は大切ですが、たくさんの水分でお腹が膨れて、食事が偏ると必要な栄養素が摂りにくくなります。そうすると、気持ちをコントロールするホルモンの一種「セロトニン」の合成に必要な、必須アミノ酸「トリプトファン」が足りなくなり、気持ちが落ち込みやすくなるのです。

では、どうしたらよいのでしょうか。

心の安定を図る食べ物

まずは、食べ物です。心の安定を図る「セロトニン」を充足させるために、トリプトファンを多く含むものを積極的に摂取しましょう。トリプトファンは、大豆製品や乳製品に多く含まれ、代表例としては、豆腐、納豆、牛乳、ヨーグルト、チーズ、バナナ、アボカド、ナッツ、カツオなどがおすすめです。簡単メニューとしては、冷ややっこに鰹節をかけて食べる、枝豆、豆乳や牛乳を使用したバナナジュースなどでしょうか。また、コーヒーは、ブラックではなく豆乳ラテやカフェオレなどにすると無理なく摂取できます。自分が食べやすいものを選んでチョイスしてください。

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