泡の新感覚「シャワーヘッド」選べる水流で急成長 ホテルやサウナの採用で認知され一般家庭にも浸透

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
シャワーヘッド
首位ブランド「リファ」のシャワーヘッド(写真:MTG提供) 

シャワーホースの先端に取り付けて使う美容系「シャワーヘッド」の人気が拡大している。主な利用者層は20代~50代の女性だが、男性の関心も高まってきた。

これらのシャワーヘッドは、機能モードを切り替えて水圧の強弱や、超微細の泡が体感できる。美容効果が期待でき、節水機能も備える。価格は商品によって異なるが、3万円台が中心で7万円を超える商品も人気だ。ファインバブル(※)を掲げる商品も多い

※ファインバブル=国際標準化機構(ISO)により定義された固有名詞で、気泡のサイズによりナノサイズの「ウルトラファインバブル」とマイクロサイズの「マイクロバブル」がある。

住設備メーカーのリクシルなど参入企業も増えて市場規模が拡大。富士経済の調査では、2020年に48億円だった市場は2023年に170億円まで伸び、2024年は183億円を見込む。

ここにきてなぜシャワーヘッドに注目が集まるのか。最大手ブランド「ReFa(リファ)」を持つMTGのブランドマネージャーに聞いた。

違いは“洗う”ではなく“浴びる”感覚

「2013年に初号機を発売しましたが、最近はホテルやサウナなどでシャワーヘッドを体験した人も増え、商品への関心が高まったと感じています。通常のシャワーヘッドとの違いは“洗う”ではなく“浴びる”感覚で、入浴後の気持ちが前向きになる方も多いです」

「リファ」ブランドを統括する加藤寿恵(かずえ)執行役員BEAUTYブランド本部本部長は、こう説明する。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事