なぜ株価はほとんどいつも上がっているのか? ただし「10年に1度の暴落」も近いかもしれない

✎ 1〜 ✎ 203 ✎ 204 ✎ 205 ✎ 最新
拡大
縮小

競馬である。

出資馬が3頭も出走、という私にとっての祭は、先週末(12~13日)、はかなく終わってしまった。騎手や調教師にすぐ文句を言うファンたち(よく掲示板に書き込みが見られる)に「素人は黙ってろ」「プロの方々に任せろ」、といつも言っている私ではあるが、今回ばかりはサッカー日本代表の監督の采配を批判する「にわかサッカーファン」並みに、愚痴りたかった。

忘れよう。

競馬人気継続のためにJRAがすべきこととは?

今回は、代わりにJRA(日本中央競馬会)にひとこと「苦情」を言いたい。

もうスタンドの改修は十分だ。京都競馬場も改修で立派になったが、それだけでファンが増えるわけではない。若いファンの多くは馬娘ブームで参入してきただけで、確かに「スタンド綺麗! デートでまた来たい!」と言うかもしれないが、すぐに飽きて来なくなる。

彼女たちを引き留めたいとしても、JRAがまさにキャッチコピーにしているように「HERO IS COMING」、つまり新しいヒーローやヒロインの登場が必要なのである。世界一のイクイノックスが引退した今、NHKの夜7時の総合ニュース(スポーツではない)で、大谷翔平選手、藤井聡太8冠の次のニュースに来るようなスターホースを登場させるのがいちばんだ。

そのためには、フランスの凱旋門賞に勝利して世界制覇をするくらいニュースバリューの価値が高い、あるいは昔のハイセーコー、オグリキャップのように、草の根からの「這い上がり」や「泥まみれ」スターの登場が必要だ。これらに必要なのは、JRAの各競馬場のサーフェス(馬場)の特殊性、ガラパゴス化を防止することだ。スタンドよりも、サーフェスの改修をするべきである。

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT