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大手が敬遠「ブラジル危険地帯の宅配」に挑む人達 「犯罪率高い貧困街に荷物を」配達人に密着取材

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  • 仁尾 帯刀 ブラジル・サンパウロ市在住フォトグラファー

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サンパウロのリスクエリアに暮らす住民に宅配便を届ける「ナポルタ」の配達人。商品が注文の翌日に届いたことを喜ぶ注文者(写真:筆者撮影) 
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ボーイング、エアバスに次ぐ世界第3位の航空機メーカー、エンブラエルの存在でもわかるように、ブラジルは世界をリードする先進性も持つ。しかし著しい社会格差は是正されることがなく、いずれの大都市にもファベーラと呼ばれる貧民街がある。

そこは犯罪率が高く、よそ者が気軽に足を運ぶべきではないエリア。当然、宅配便業者たちも「営業外区域」に指定していることがほとんどだ。

そうしたなか、この貧民街を専門に宅配を請け負うベンチャー企業が急成長を遂げている。その名は「ナポルタ」。ポルトガル語で「玄関で」という意味だ。

なぜよりによって貧困エリアをビジネスの対象にしたのか、そこでのビジネスは危険ではないのか。疑問が尽きないその会社を、世界100カ国以上の現地在住日本人ライターの集まり「海外書き人クラブ」の会員が密着取材した。

大手対象外のラスト1マイルを狙う

ナポルタは物流の“ラスト1マイル”をビジネスターゲットとして2021年に創業した。ラスト1マイルとはEコマースなどの配達で、注文客に商品を届ける最後の区間を指す物流用語で、同社はファベーラを含むリスクエリア(危険地帯)を主なサービスの対象としている。

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