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安価で快適「マレー鉄道」200キロの旅の楽しみ方 目的地は植民地時代の面影残る都市「イポー」

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  • 佐知 ゆりこ 教育移住ライター(在カナダ・海外書き人クラブ会員)

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1990~2000年代の新幹線を思わせる流線型のノーズを持つKTMクラス93。「ポケット・ロケット」という愛称もある(写真:著者提供)

繁忙期を避けて数日の休みで海外旅行を、と考えると候補に挙がるのはアジア諸国。なかでも往復の航空券が2~3万円台から購入でき、雨季・乾季を気にする必要がなく、年間を通して気候がほぼ一定なマレーシアは、気軽に出かけられる旅行先の1つです。

意外と知られていませんが、マレーシアには国営の近代的な鉄道網があり、「鉄道の旅」を安価で快適に楽しむことができます。

世界100カ国以上の現地在住日本人ライターの集まり「海外書き人クラブ」の会員が、マレーシアの鉄道旅行をご案内します。

【写真を見る】安価で快適「マレー鉄道」200キロの旅の楽しみ方 目的地は植民地時代の面影残る都市「イポー」(19枚)

ノスタルジックな車窓を堪能

マレーシアはかつて19~20世紀中頃までイギリス植民地であった歴史から、コロニアル(植民地)風の建築物や街並みを現在もあちこちに残す国。そんな植民地時代の景観が楽しめる場所の1つが、マレーシア第3の都市「イポー」です。

首都クアラルンプールから北に約200キロ。マレー鉄道のETS(エレクトリック・トレイン・サービス)で行くノスタルジックな約2時間40分の鉄道の旅は、鉄道ファンならずともおすすめしたい旅情があります。

イポーは1850年代~1970年代に錫(すず)採掘で栄えた古都。当時この一帯はマラヤン・ティン・ベルト(マレーシア錫鉱床:こうしょう地帯)と呼ばれ、世界最大級の錫生産地として名を馳せました。

その錫を港まで運ぶ目的で作られたのがマレー鉄道で、その後のマレーシア半島西海岸側の発展にも寄与している、少し前の新幹線のような雰囲気の特急列車です。

南はシンガポールから北はタイまで、マレーシア全土を縦断するマレー鉄道。西側の路線ウエスト・コースト線の中央あたりが首都クアラルンプール、その少し上にイポーがある(写真:著者提供)
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