マクドナルドの「780円モーニング」が与える衝撃 食べても食べても終わらない炭水化物の波状攻撃

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甘いものを食べたら、しょっぱいものが食べたくなる。

トリはハッシュポテトです。マッシュしたじゃがいもと角切りのじゃがいもを小判型に薄くのばしてフライした、外はカリッでなかはホクッの、食感が楽しい。

キツネ色に揚がった香ばしいハッシュポテト(筆者撮影)

小さめサイズのうすしお味で、重すぎないため朝ごはんにぴったりです。

一体誰が食べるのか? 周囲のお客さんは…

私が訪れた店は、山手線の駅から徒歩5分ほどの路面店。1階が注文カウンターで、地下がテーブル席となっています。

平日の10時頃に地下に降りると、さほど広くはないスペースに50席が確保されていて、そのうちの30席ほどが埋まっていました。椅子の間隔が狭いため、印象としてはほぼ満席という感じです。

利用客のほどんどが男性で、壮年のサラリーマンに交じって中高年がポツリポツリ。女性は私を含めて3人だけで、オフィス街のためか大学生や子供連れはゼロでした。サラリーマンたちはスマホを眺めながら、黙々とハンバーガーを食べドリンクを飲み干し、そそくさと店から出ていきます。

私以外にも「ビッグブレックファスト デラックス」を食べている人はいまいかと、トレイをそれとなくのぞいたのですが、残念なことに私以外誰一人注文していませんでした。

それもそのはず。パンケーキにバターやホットケーキシロップをかけるのは面倒くさい。ナイフとフォークで切り分けた際や、包み紙のないイングリッシュマフィンを食べる際に、どうしたって手が汚れます。

家族でシェアするには最適な、ボリューム満点のセットでした(筆者撮影)

手を汚さずにマフィンにスクランブルエッグを乗せるのは不可能。木製のナイフとフォークは最終的にケーキシロップでベタベタになりました。これでは、スーツ姿のビジネスパーソンにはハードル高め。平日に食べるには向かないと言わざるをえません。

また、量が多すぎる結果、他の朝マックと比べて、食べるのに時間がかかりすぎるのも、平日の朝に食べるにはネックだなと感じました。

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