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SL時代から新幹線まで「雪と闘う鉄道」の記憶

昭和49年豪雪の際の只見線。高い雪の壁に囲まれたC11形蒸気機関車が煙を噴き上げる=1974年(撮影:南正時)
豪雪の只見線。吹雪の中でも定時運行だった(撮影:南正時)
豪雪路線として知られた名寄本線。上興部―一の橋間を走る重連牽引の貨物列車=1973年12月(撮影:南正時)
吹雪の陸羽東線、C58形三重連の貨物列車が奥羽山脈に挑む(撮影:南正時)
宗谷本線のC55形。豪雪の中盛大に煙を噴き上げて駅を発車する(撮影:南正時)
雪の中を行く越美北線の8620形(撮影:南正時)
豪雪の会津線、桑原駅の給水塔と機関車(撮影:南正時)
スノープロウで雪をかき分けて進む会津線のC11形(撮影:南正時)
吹雪の峠道を行く越美北線の8620形(撮影:南正時)
凍てつく寒さの中、客車も霜や氷で覆われていた。宗谷本線名寄駅(撮影:南正時)
豪雪で一面が白く覆われた宗谷本線名寄駅(撮影:南正時)
宗谷本線の難所、塩狩峠を走る蒸機牽引列車=1973年12月(撮影:南正時)
トンネルのつらら切りとスノープロウを装備した飯山線のC56形(撮影:南正時)
日本一の降雪量を記録したこともある飯山線。8620形牽引の列車が走る(撮影:南正時)
雪まみれになったC11形の動輪。只見線にて(撮影:南正時)
雪深い能登の里山を走る七尾線のキハ58。ここは能登半島地震で山崩れが発生した場所だ(撮影:南正時)
夕張線清水沢駅に停車するキハ22形と駅員(撮影:南正時)
国鉄宗谷本線の音威子府駅で待機するDD14形ロータリー車(撮影:南正時)
ロータリーヘッドを外した状態で貨物列車の前補機を務めるDD53形。宗谷本線塩狩にて(撮影:南正時)
DD14形ロータリー車が線路上に積もった雪を吹き飛ばす。胆振線にて(写真:上田哲郎)
雪をかき分けて力走するDE15形ラッセル車。宗谷本線天塩中川―佐久間(写真:坪内政美)
名寄で保存されている「キマロキ」の編成(写真:坪内政美)
豪雪の留萌線を走るキハ54形。峠下―恵比島間(撮影:南正時)
豪雪の米坂線を走るキハE120形(撮影:南正時)
十和田観光電鉄(2012年廃線)の電気機関車ED402。スノープロウを取り付けている(撮影:南正時)
北陸鉄道小松線(1986年廃線)の電車。降雪に備え、前面に雪かき用の大きなスノープロウを取り付けている(撮影:南正時)
北恵那鉄道(1978年廃止)の電車。突然の大雪で屋根の雪下ろし(撮影:南正時)
野辺地駅に停まる南部縦貫鉄道のレールバス。後ろに見える林が鉄道防雪林(撮影:南正時)
南部縦貫鉄道のレールバス。前面の雪をほうきで払い落とす(撮影:南正時)
弘南鉄道のキ100形ラッセル車。今も現役で活躍している(撮影:南正時)
弘南鉄道のキ100形ラッセル車。大鰐駅にて(撮影:南正時)
「三八豪雪」の際の福井鉄道西武生駅(現・北府駅)での除雪作業(写真:福井鉄道)
「三八豪雪」の際の福井鉄道。除雪の機関車も立ち往生する積雪だった(写真:福井鉄道)
「三八豪雪」の際の武生市内。2階から出入りした(撮影:南正時)
除雪車として使われている大正生まれの福井鉄道デキ11。北府工場で整備中の様子(撮影:南正時)
福井鉄道の新旧除雪車。大正生まれのデキ11(右)と2024年製造のMC600形モーターカー(撮影:南正時)
福井鉄道の新旧除雪車。大正生まれのデキ11(右)と2024年製造のMC600形モーターカー(撮影:南正時)
MC600形のラッセル部分を最大に広げた姿(撮影:南正時)
MC600形のロータリー部分(撮影:南正時)
MC600形のロータリーオペレーション装置(撮影:南正時)
MC600形のロータリーオペレーション装置(撮影:南正時)
福井鉄道の除雪軌陸車(中央)。左に見えるのはスノープロウを取り付けた連接車880形(撮影:南正時)
三菱石炭鉱業大夕張鉄道線で使われていたキ100形(キ1)ラッセル車(撮影:南正時)
出場待機中の函館市電の除雪車「ササラ電車」(写真:坪内政美)
早朝に出動する函館市電のササラ電車(写真:坪内政美)
ササラ電車の「ササラ」は竹製のブラシだ(撮影:南正時)
国鉄時代の東海道新幹線米原駅を通過する0系「ひかり」。雪を解かすためのスプリンクラーによる散水が見える(撮影:南正時)
関ケ原付近の新幹線融雪装置(撮影:南正時)
関ケ原付近の新幹線融雪装置(撮影:南正時)
福井鉄道福武線の三十八社駅にあるスノーシェルター。線路を覆って分岐器を降雪から守る(撮影:南正時)
福井鉄道のスノーシェルター(撮影:南正時)
石勝線のスノーシェルター(撮影:南正時)
北陸本線今庄駅の融雪装置。地下水を利用している(撮影:南正時)
融雪装置試験中の今庄駅(撮影:南正時)
筆者の乗った仙山線の列車が豪雪で奥新川駅にて立ち往生した際の救援バス=2007年1月(撮影:南正時)
雪国の鉄道にとって、冬の除雪は安全・安定輸送を確保するための宿命的ともいえる苦難の作業である。筆者…