モスバーガーを運営するモスフードサービスが、ハンバーガー以外の柱づくりに動いている。2026年7月、「おぼんdeごはん」などの和食店を展開するビー・ワイ・オー(BYO)を約112億円で買収したのだ。中村栄輔社長は、決算説明会などで「モスバーガー以外の新たな柱として定食事業を育てていく」と語った。高齢化やインバウンドで、和食の需要は大きいとみている。
ところが、モスバーガーは不振どころか好調だ。9月の既存店売上高は前年同月比115.3%、客数も106.7%に伸びた。モスバーガーが好調なのに、なぜ定食屋を買収したのか。まずは「おぼんdeごはん」に足を運んで観察してみたい。
112億円で買った店舗網と時間
訪れたのは、名古屋駅のJRゲートタワーにあるおぼんdeごはん。頼んだのはホッケの明太マヨ焼き。職場の近くには魚の塩焼きを出す店はあっても、明太マヨ焼きはあまり見かけないので選んだ。
「おぼんdeごはん」に対し、「女性向けのヘルシーなお店」という印象を持っている人もいるかもしれないが、ごはんと味噌汁はおかわり自由で、ひじきごはんを何杯もおかわりした。ヘルシーでありながらも、お腹いっぱい食べられる……それが「おぼんdeごはん」だ。男性読者向けにあえて例えるなら、「オシャレなやよい軒」と言えば想像しやすいかもしれない。


※ログイン後、コメント入力が可能です。