瀬戸内海に浮かぶ、岡山市唯一の有人離島「犬島」……島の周囲は約3.6キロ。東京ディズニーシーと同じくらいの大きさで、徒歩1時間もあれば島を1周できる。島の人口は、令和8年9月の岡山市の住民基本台帳によると32名。
犬島では昔、採石業が盛んだった。大阪城の桜門を入った正面広場には、犬島から運ばれた巨石が存在感を放っている。明治〜大正時代には銅の精錬所が建設されるなど、最盛期には5000~6000人が島で暮らしていたそうだ。しかし銅相場の暴落により、精錬所は1909年の操業から約10年で稼働停止→急激に人口が減少し、精錬所は廃墟化した。
公共交通機関でのアクセスは微妙
犬島には1世紀以上前に建築された銅の精錬所、明治~大正時代の「産業遺跡」が良質な形で現在も残されている。一部の観光客からは「まるでラピュタみたい」「ディストピア感がやばい」といった声もあるようだ。いったいどのような景色が広がっているのか、自分の目で確かめてきた。
犬島へのアクセスは、正直かなりイマイチ。犬島と本島を結ぶフェリーは、新幹線の止まる岡山駅からバスで約1時間の距離にある「宝伝港」から発着している。フェリーは1日6~8往復しているが、岡山駅発着のバスは土日祝など限定的な運行で、平日は運行していない。さらに運行本数は、なんと1日1往復のみ。


※ログイン後、コメント入力が可能です。