今にも崩壊しそうな煙突を見たときは、なぜだろう、その場で1分くらい立ち尽くしてしまった。煙突は縦にヒビが入っており、上部は半壊している。私の目が正しければ、煙突はやや傾いているようにも見えた。
煙突は全部で5~6本ほどそびえ立っており、ツタが絡まっている煙突もあった。おそらくこのディストピア感ある光景が「ラピュタの世界観に似ている」と言われる理由なのだろう。
屋外エリアはけっこう広くて、もし仮に足を止めないで進んだとしても、10分~15分くらいは歩くと思う。これは視点を変えると、それだけ充実した時間を長く過ごせるということだ。
島全体でも「廃墟化」が進んでいる?
お伝えした通り犬島は5000~6000人→現在は32人に人口が激減した島だ。勘のいい読者はお気付きかもしれないが、島のあちらこちらで「空き家」が目立ち、その中には屋根が崩れ落ちるなど「廃墟化した民家」も少なくなかった。
現在犬島では≪犬島「家プロジェクト」≫と称して、民家の瓦屋根や古材を使いながら、様々なアーティストの作品を公開している。チケットは犬島精錬所美術館と共通で、無料で見学できる建物もある。こういった背景もあるため、犬島は「アートの島」として有名だ。
いったい犬島ではどのような光景が広がっているのか。後編記事で詳しく紹介する。


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