難関私立大学に合格しにくくなっている…?
「例年よりも、難関私立大学に生徒が合格しにくくなっている」。2026年度の大学入試では、教育業界の中でこうした声が全国で相次ぎました。
河合塾が公表している「私立大 大学別入試結果」(26年9月4日現在)を基に24年度から26年度にかけての一般方式(共通テスト利用方式を除く)の数字を集計すると、首都圏の早慶上理・MARCH9大学では、延べ志願者数が5.3%増えた一方で、合格者数は10.6%減っていることがわかります。関西の関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)でも、志願者数が10.4%増えたのに、合格者数は9.2%減っています。
少子化で「大学全入時代」と言われながら、難関私大は受験生を集める一方で、合格者を絞り込んでいます。大学が募集する定員そのものを減らしたわけではありません。定員を超えて入学させないよう、合格の出し方を抑える傾向があるのです。
さて、この影響が深刻な形で表れているのは、実は関東よりも関西であるという話があります。
関関同立の中でも関西学院大学は、志願者が約1割増えたにもかかわらず、合格者を約25%減らしました(同)。減少率は、早慶上理・MARCHを含めた難関13大学の中で最も大きい数字です。さらに関西では、難関私大の絞り込みが、その下の大学群にまで連鎖しています。
産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)の一般方式の倍率は6.2倍に達し、今回集計した大学群の中で最も高くなりました。その下の摂神追桃(摂南大学、神戸学院大学、追手門学院大学、桃山学院大学)では、摂南大学が受験料の割引制度を導入した影響も重なって延べ志願者が2年で5割以上増え、倍率は3.0倍から4.9倍に上がりました。摂南大学の一般選抜の倍率は、25年度の2.4倍から26年度は4.6倍に跳ね上がっています。



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