「中学受験で英語を使う学校が増えている」という話をご存じでしょうか?首都圏模試センター(現・ONETES)の調べによると、一般入試で英語を取り入れた首都圏の私立・国立中学は、2014年の15校から2025年には140校へと、約9倍に増えました。親世代にとって、中学入試といえば国語・算数・理科・社会。「英語で中学受験」と聞くと、帰国子女のための特別な制度を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ところが実際には、そうとも限らないようです。何が起きているのか、前回に続き、キンダーラボ株式会社の代表取締役で、小学生向けに英語を指導している相佐優斗さんにお話を伺いました。
「4教科だけで手一杯なのに、英語まで?」
――中学受験の英語入試について、保護者の方からはどんな声を聞きますか?
相佐:一番多いのは「4教科だけで手一杯なのに、中学受験に英語まで必要なんですか」という戸惑いです。親世代にとって、英語は中学に入ってからアルファベットを習うものでしたから。「小学生に英検なんて、親の見栄では」と感じる方もいらっしゃいます。
――「英語入試は帰国子女のもの」というイメージも強いですよね。
相佐:そこが一番の誤解だと思います。もちろん帰国生入試はありますが、今増えているのは、一般の受験生が受けられる英語入試なんです。ダイヤモンド社の集計では、2025年に一般生向けの英語入試を実施した私立中学は、首都圏と茨城で124校にのぼります。



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