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「中学受験から撤退して、英語学習に切り替えました」
最近、小学生の保護者から、そんな話を聞くことが増えました。中学受験を辞めて英検を受けるご家庭が増えてきているというのは、教育業界の中だと話題になっているホットトピックの1つと言っていいでしょう。
私立・国立中学校の受験者数は、2023年の5万2600人をピークに、2024年は5万2400人、2025年は5万2300人、2026年は5万2050人と、3年続けてわずかに減りました。一時期の中学受験の過熱化が多少収まっている印象です。
その一方で増えているのが、小学生の英検受験です。2024年度に英検を受けた小学生は37万5991人で、2014年度の約1.5倍になりました。増加の中心は4級以上で、10年前と比べて4級は約1.6倍、3級は約1.9倍、準2級は約2倍に伸びています。
中学受験者数の微減と、小学生の英検受験の増加。この二つに因果関係があるとまではいえませんが、教育にかける時間やお金を「12歳の受験」だけに集中させるのではなく、その先にも使える力へ振り向けようとする家庭が出てきている、というのはトレンドとしてあるのではないでしょうか。
今回は、小学生向けに英語資格取得と社会力養成を支援するキンダーラボ株式会社代表の相佐優斗さんに、現場で何が起きているのかを聞きました。
中学受験から離れて英語学習
―――さっそくですが、相佐さんの教室では、中学受験から離れて英語学習に軸足を移す家庭が増えているのでしょうか。
相佐:はい。現場の実感としては、かなり増えています。保護者の方からよく伺うのが、「うちの子は中学受験に向いていないと思うんです」という言葉です。
競争が苦手だったり、本人が乗り気でなかったり、長時間の座学よりも別のことに強い関心があったり。理由はさまざまですが、根っこにあるのは、「中学受験というレールに、わが子を無理に乗せていいのだろうか」という迷いです。



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