「勉強に美的感覚なんて関係あるの?」と思う人も多いでしょう。美しさを感じる心は芸術の分野の話で、受験勉強とは関係がない。点数に結びつくのは知識の量と問題を解く技術だけだ。そう考えるのは自然なことだと思います。
しかし、僕は東大生と話をするたびに、少し違う印象を持つようになりました。東大に合格した人の多くは、勉強しているときに「美しい」と感じる感覚を持っているのです。今回は、美的センスと頭の良さの意外な関係についてお話ししたいと思います。
美的センスは「頭の良さ」と深くつながっていた
たとえば英語です。東大生と英語の話をしていると、「この英文、きれいだよね」という言葉をよく耳にします。単語の意味や文法を理解するだけではなく、英語の文章そのものを詩のように美しいと感じているのです。
美しさの中身は人によってさまざまです。声に出したときのリズムや音の響きが心地いいという人もいれば、文の構造そのものに美しさを感じる人もいます。英文解釈の途中で「and でつながった2つの文がきれいに対応していて気持ちいい」と感じる、ということもあるのです。
普通の受験生にとって、英文解釈は「正しく訳せるかどうか」の作業です。ところが一部の東大生にとっては、それが「美しい構造を見つける」楽しみになっています。同じ問題集を解いていても、見えている景色がまったく違うのです。



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