

英検は「選択肢を広げるための出発点」
―――でも、中学受験をやめたのに今度は英検の級だけを追いかけることになったら同じ苦しさを繰り返す可能性もありますよね。家庭では、どんなことに気をつければいいでしょうか。
相佐:その通りです。大切にしてほしいことは二つあります。
一つ目は、資格を「ゴール」ではなく、「選択肢を広げるための出発点」と捉えることです。合格した級に満足して終わるのではなく、そこで読んだテーマから本を手に取ったり、実際の体験につなげたり、次の好奇心を育てたりする。資格は、世界を広げる入口であってほしいと思います。
二つ目は、「遠い未来からの逆算」をしてみることです。これは、小学生のうちから職業を一つに決める、という意味ではありません。「どんなことをしているときに楽しそうか」「どんな環境なら力を発揮できるか」「将来、どんな世界を見てみたいか」と、親子で話してみるということです。
「どこの中学校に入るか」という目の前の逆算だけでなく、留学や海外進学、好きなことを生かした仕事など、少し遠くまで視野を広げてみる。そうすれば、今やるべきことも一つではなくなります。


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