物語コーポレーションの加藤央之社長は、焼肉きんぐについて、席のタッチパネルで注文できるようにして注文を取る手間を省き、人件費や教育のコストを抑えた分を食材やサービスに回す仕組みをつくったと2024年のForbes JAPANのインタビューで語っている。
省人化のノウハウは、焼きたてのかるびでも生かされている。注文と会計は入り口の券売機、受け取りはレシート番号の呼び出し、水はセルフのウォーターサーバー、食べ終えた器も客が片付ける。店員がキッチンから出てくることは、ほとんどない。
物語コーポレーションのオウンドメディアに掲載されたインタビューで、焼きたてのかるび事業部の笠原浩揮事業部長は、フルセルフ方式によって省人化を進め、低価格での提供を実現していると説明している。肉を焼く工程は店側が担い、それ以外の仕事を減らす。筆者の場合、わずか4分で提供された。客の少ない時間帯の一例ではあるが、焼きたての肉を手軽に食べられる魅力を感じた。
肉の増量を促す仕組みと、幅広いメニュー展開
もっとも、短い提供時間だけが、焼きたてのかるびの魅力ではない。ボリューム感や、カルビ丼以外にも選べるメニューがあることが特徴だ。
店内の券売機に向かうと、まず目に飛び込んできたのが17時以降は定食のごはん特盛無料という案内だ。お腹いっぱい食べたい人には、うれしいサービスだろう。
丼を選ぶと、最初に表示されるのは肉の量の選択だ。通常の量に加え、1.5倍(+290円)、2倍(+390円)を選択できる。
カルビ丼を目当てに来た筆者だが、この店の魅力はカルビ丼だけではないのだ。筆者が話を聞いた店舗の近くで働く知人たちは、どちらもカルビ以外が入り口だった。


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