「AIがコンサルタントの仕事を奪う」。そんな見立てが広がるなか、コンサルティング世界大手のAccentureが2026年6〜8月期の決算説明会を開きました。質疑では、AIが広がれば人員は減るはずだという疑問が、アナリストから率直に投げかけられています。
経営陣の答えは、その見立てと逆を向いていました。ただし、AIによる値下げが始まっていることも認めています。人は増え、単価は下がる。その両方が同時に起きている会社は、何で稼ごうとしているのでしょうか。

AIで減るはずの社員が81万人に
AIで人手が要らなくなるはずのコンサルティング大手で、社員が増えています。Accentureの社員数は81万4000人を超え、説明会では前年から5%増えたと指摘されました。AIで1人あたりの売上は伸びたものの、それを上回る勢いで仕事が増えているためです。来期も全地域で採用を続け、新人層の採用は増やす方針を示しました。

質疑では、あるアナリストが人員について率直に尋ねました。「正直に言えば、エージェント型AIが広がれば人員は減っていくと思っていました」。AIが自律的に作業をこなすなら、コンサルタントやエンジニアの頭数は要らなくなるはずです。多くの人が抱く疑問を、そのまま言葉にした質問でした。
ジュリー・スウィートCEOは、効率化と増員は両立すると答えました。「1人あたり売上は増えており、それはAIの効果も一部あって想定通りです。ただ、私たちは成長モードにもあります」。AIが社員1人の稼ぎを押し上げたことは認めています。そのうえで、効率化で浮いた人手を上回る量の仕事が来ている、という説明です。
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