「有名になりたい」
「多くのマスコミに取り上げられたい」
「SNSをバズらせたい」
PRを生業にして40年。私は、こうした言葉を数えきれないほど聞いてきました。
なかでも、中小企業の経営者の言葉には、切実さがあります。
「うちの商品は素晴らしい。品質に自信があるし、大企業にも引けをとらない。なのに売れないのは、知名度がないからだ」
つまり、「商品が売れないのは、知られていないからだ」というのです。
「知られていないから売れない」は本当か
しかし、経営学やマーケティング理論では、商品を売るために何より必要なのは、「誰に売るのか」を明確に定めるターゲット設定とされています。
そこで私は、まず「誰に売りたいのですか?」と尋ねます。
すると、言葉に詰まる方が少なくありません。
「自治体や商工会議所の専門家にも同じようなことを言われたけど、よくわからない。
だから、不特定多数の人々へ情報を届けられるPRに頼っているんじゃないか」



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