「うちは大企業じゃないんだから、ターゲット分析なんて、できない」
「そんなことする予算も人手もない」
要するに、
「大企業じゃないから予算や人手のかかることはできない。でも、どこに相談しても同じ話をされる。だから、多くの人に情報を届けられるPRで何とかしたい」
ということです。
それを聞いて当初、私は、少し呆れてしまいました。
「“下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる”ってこと?」「PRをそんなに簡単なものだと思わないでほしい」
などと、心がざわついたこともあります。
ところが、同じ言葉を何度も聞いているうちに、だんだん考えが変わってきました。
「もしかすると、PRの力で何とかできるかもしれない」
そう思い始めたのです。
国民的ブームを生み出す極意を、中小企業向けにアレンジ
なぜなら、私が長年取り組んできた「地域ブランド戦略」には、難しいマーケティング理論や、お金のかかる分析は必要なかったからです。
代わりに、地域に暮らすさまざまな人々が「誰でもできること」を、どう組み合わせ、どう伝えるかが重要でした。
それを私なりに考えて実践した結果、3000件を超える実績とともに、「今年の漢字」や「ひこにゃん」など、全国的なブームを生むことができました。
ならば、この考え方を中小企業向けにアレンジできないだろうか。
そう考えて私は7年前、中小企業と真剣に向き合う仕組みをつくって一般社団法人を設立し、1000社を超える中小企業とコミュニケーションを深めながら、その可能性を探ってきました。
そこで見えてきたのが、意外な事実でした。


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