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「知名度がない」と嘆く中小企業が見落とす盲点→「ひこにゃん」仕掛け人が教える「知名度向上」のキーパーソンたち

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あなたの会社のその商品、「誰に売りたいのですか?」(写真:buritora/PIXTA)
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中小企業は、多くの人々に知られていないことを嘆く前に、まずは自分たちの周りにいる人たちに、十分知られることが必要、ということです。

企業を取り巻く人々は、経営学では「ステークホルダー」と呼ばれます。

しかし、大企業と中小企業では、その実態が大きく違います。

大企業になるほど、顧客、株主、取引先、従業員など、企業を取り巻く人々の数は増え、顔の見えない相手も多くなります。

一方、中小企業では、その大半が、取引先、金融機関、地域の人々、商工会議所、行政、従業員やその家族など、日常的に顔を合わせ、会話をする人で構成されているのです。

中小企業がこの違いに気づかないまま経営を続けていると、すれ違いが増えて、信頼していた相手を失うことにもなりかねません。

そこで私は、中小企業の「顔の見える人々で構成されるステークホルダー」を、あえて「リアル社会」と呼ぶことにしました。

そして、中小企業のPRを考えるとき、この「リアル社会」を起点にしてみたらどうだろう、と考えました。すると、多くの経営者からこんな声が返ってきました。

「それなら、できる気がする」

「タイパやコスパは苦手だけれど、アナログなコミュニケーションなら得意です」

「いつもの会話を、少し意識するだけならできそうです」

私は、この反応に大きな可能性を感じました。

AIにはできない、リアルな信頼関係づくりを

企業PRでは、プレスリリースやSNSなど、「外へ広げる」ことばかりが注目されます。

しかし、中小企業には、その前にやるべきことがあるのです。

それが、自分たちのすぐそばにいる人たちを、もう一度見つめ直すこと。

親しいはずの相手が何を考え、何を求め、どんな人とつながっているのか。それを知らないまま、「自分たちのことを知ってほしい」と一方的に発信してばかりいるから、誰にも「知ってもらえない」のです。

これは、人間関係の原則と同じです。

自分のことを知ってもらうためには、まず相手を知らなければなりません。

私が1000社を超える中小企業と向き合うなかで見つけたのは、そんなシンプルな原則でした。

これは、AIには決してできない、リアルな信頼関係づくりです。

身近なところから段階的にコミュニケーションを積み重ねていくことが、やがて広い社会につながって、「知られている会社」をつくっていくのです。

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