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ライフ #「ゴミ屋敷」孤独な部屋の住人たち

「亡き姉の写真が大量に…」 キッチンのゴミ山で眠る80代の認知症男性に何が?《身寄りのない老後》という残酷な末路

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ゴミ屋敷 認知症
ゴミに埋もれた室内で、キッチンに敷かれた1枚の布団。ここで男性は生活していた(写真:イーブイ提供)
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ただし今回は、そこに別の問題が重なっていた。認知症による失禁で、布団のまわりに尿のニオイがこもっていたのである。この部屋の片付けを依頼したのは、住人の親戚にあたる男性だった。依頼主も、当初からニオイを気にしていた。

「できる範囲はわれわれのほうで整理はしたんですけど、どうしてもニオイが残ってしまって。管理人さんからも、『ニオイが気になります』と言われて。これから夏に向けて、近所の方々にもご迷惑になったらいけないので」(依頼主)

排泄物が染み込んでいた布団。イーブイのスタッフはまず、この布団の処分から進めた(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)

認知症の人が住む「部屋の特徴」

「認知症の方が住まわれていた部屋の特徴として、いちばんわかりやすいのは小銭ですね。認知症の方は、小銭が本当に多いです。まだ作業を始めて30分ですけど、もうこんなに出てきますから。100円玉とか」(二見氏)

おつりを財布にしまったことを忘れ、また小銭をつくる。小銭を置いた場所も忘れ、あちこちに置く。それが積み重なって、硬貨が部屋中に散らばっていく。モノの置き方が普通ではないこと。布団に残ったニオイ。そうした認知症のサインが、部屋の中からはいくつも確認できた。

押し入れや紙袋、食器棚の中などあらゆる場所から出てきた大量の小銭(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)

住人の男性が施設に入所したのは、片付けの依頼が入る2カ月ほど前のことだった。年末に体調を崩して入院し、そのまま1人での生活は難しいと判断された。部屋の状態をそばで把握していた人はいなかった。

住んでいた男性自身も、自分の部屋が「普通ではないこと」を自覚していなかったという。片付けようとしたことはあったが、認知症が進む中で、その手は追いつかなかった。

玄関を入ってすぐの洋室も腰の辺りまでゴミが積み上がっている(写真:イーブイ提供)
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