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包装パン事業を手放した「神戸屋」、リブランディングで見えてきた"次の100年"の戦い方 街のパン屋も支える老舗の現在地

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リブランディングを進める神戸屋、桐山晋社長を直撃した(撮影:今井康一)

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阪神間で育った私にとって、神戸屋はなじみ深いパン屋だ。

10代の頃は両親に連れられ、20代になってからはテニス仲間と神戸屋レストランに通った際、特に印象深かったのがおかわり自由で何種類もあるパンで、仲間内でも人気が高かった。

大人になって東京に来てからも、偶然近所に神戸屋レストランがあったので通ったが、2010年代頃から以前ほど魅力を感じなくなり、足が遠のいていた。

そんな神戸屋が今、大きく変わろうとしている。

2023年、売り上げの7割を占める包装パン事業を山崎製パンに譲渡。今年7月29日にはブランドロゴを含むリブランディングを発表し、8月20日に「神戸屋キッチン アトレ恵比寿店」をリニューアルした。

また、2022年11月から、全国のパン屋の冷凍パンを宅配するサブスクサービス「毎月PANDA!」も展開し、他のパン屋まで応援している。神戸屋はいったい、どこへ向かおうとしているのか? 桐山晋社長を直撃した。

包装パン事業を譲った理由

「2023年まで、神戸屋には小売店へ卸す包装パン事業、店舗で商品やサービスを提供する直営事業、B to Bで事業者さまをサポートする冷凍パン事業の3つがありました。

環境変化が非常に激しい今、次の100年を見据えてそれぞれの事業を進化させたいと考えたとき、包装パンはより大規模な生産と物流網を持つ企業さんと組んだほうが、持続可能性は高くなる。そして、大手製パン会社に包装パン事業の工場、従業員、商品ブランドを譲渡しました」と話す桐山社長。

「主に手作業で製造し対面販売するパンには、量産型とは違う注力が必要。事業譲渡により、職人育成や商品開発、材料調達に集中することができるようになりました」と補足する。

【写真を見る】包装パン事業を手放した「神戸屋」、リブランディングで見えてきた"次の100年"の戦い方 街のパン屋も支える老舗の現在地(4枚)
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