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ライフ #還暦バックパッカー教授の世界見聞録

自分の目で見て初めて気づく「ああ、こうなっているのか」…情報があふれる今こそ「現地・現場・現物」で世界を見る

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カンボジアの首都プノンペンのイオンモール。日本のイオンと見まがうような光景だ(写真:筆者撮影)
  • 河瀬 誠 立命館大学ビジネススクール教授、MK&Associates代表

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「アメリカは貧しい国、日本は軍事大国」?

「あなたたちは、世界で最も豊かな国・ソ連に生まれました。だから、世界で最も貧しいアメリカの子どもたちを助けるために、募金をしましょう」

1991年のソ連崩壊から約5年後、ロシアを旅したときのことだ。ソ連時代に小学校の教師をしていたという女性から、こんな話を聞いた。

「昔は政府がこんな嘘を教えていたし、私たち教師も信じていたのよ」

さらに彼女は「国が崩壊し、本当に貧しかったのは自分たちだったと知ったときはつらかった。でも、世界を正しく見られるようになって幸せを感じた」と話した。

その言葉は、今も忘れられない。

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