今年もバーガーチェーンに月見の季節が到来した。
皮切りとなったのは、8月26日から数量限定の「とろ〜り月見」シリーズを展開するケンタッキーフライドチキン(KFC)。同日にはゼッテリアも、「絶品月見バーガー」など7種を第1弾として投入している。ウェンディーズ・ファーストキッチンとファーストキッチンは、おもちとたまごを組み合わせた「月見もっち」で独自の色を打ち出している。
マクドナルドは9月2日から、新作「炙り牛すき焼き風月見」などを含む、バーガー、サイドメニュー、ドリンク、デザートまで揃った「月見ファミリー」として発売。フォッカッチャで独自路線を見せるモスバーガーは、チーズソースを特徴に打ち出し9月9日から売り出した。
今や、バーガーチェーンにとどまらず、ファミレスなども参戦し広がりを見せる「月見商戦」。そもそもいつから始まり、なぜこのように盛り上がっているのだろうか。また、今回はアンバサダーとしてT.M.Revolutionの西川貴教氏を起用するなど、例年以上に力を入れているKFCの狙いや勝算について、日本ケンタッキー・フライド・チキンに取材した。
月見バーガー始まりはマクドナルド?
季節の移り変わりに敏感な日本人は、四季の訪れを食べ物を通じて味わいたいという意識が強い。こうした消費者心理を利用し、飲食業界では購買意欲の刺激や話題づくりを狙った「期間限定商品」が数多く展開されている。その中でも秋の風物詩としてすっかり定着したのが「月見」だ。
数ある期間限定商品の中でも、「月見」は見た目にインパクトがありコンセプトもわかりやすく、味もおいしいのであっという間に人気が出た。さらに、主役となる卵は安価で調達しやすく、ほかの食材と相性もよく、各社が商品化しやすいというのも後押しした。
この月見商戦の元祖とされているのが1991年に初めて月見バーガーを発売したマクドナルドだ。最大の特徴は月に見立てた目玉焼きだ。公式サイトには、人気食材の卵を使ったメニューを検討する中で、卵が安定的に仕入れられる秋の商品として開発したのが始まりと説明されている。その後、同チェーンで毎年発売されるようになり、秋の風物詩として定着した。


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