「子育てがつらい」から救われた4日間
窪田:愛波さんの著書を拝見して、子どもが寝なくて困るという、親にとって切実な悩みに答えるだけではなく、光の環境のような、本人が気づきにくい情報も伝えていると感じました。睡眠の支援を始めたきっかけは何だったのでしょうか。
愛波:14歳の長男が小さい頃、全然寝てくれなかったんです。私自身、産後うつのような状態になってしまい、「これは本当によくない」と思って、子どもの睡眠を勉強し始めました。
窪田:親自身が眠れない状態だと大変ですよね。アメリカには睡眠の勉強本などはたくさんあるのですか?
愛波:はい。アメリカには、科学的根拠に基づいた赤ちゃんの睡眠の本や論文がたくさんあります。それを読み、実際に長男に「ねんねトレーニング」を実践しました。すると、4日で息子に、「大好き、お休み」と言って寝かせた後、ベビーベッドで一人で夜通し眠れるようになったんです。
窪田:すごいですね、4日間で息子さんの生活が変わったということですね。
愛波:はい、そのとき長男は生後10カ月でした。私はそのとき初めて、心から「この子がかわいい」と思えたんです。それまでは子育てが「つらい」でしかなかったのですが、睡眠に関する知識と実践が、私自身を助けてくれました。
窪田:親の睡眠が整うことが、親子の関係を変える。その実感が愛波さんの活動の原点にあるのですね。


