「待つこと」が子どもの自立を育む
窪田:全4回にわたる対談の締めくくりとして、現代の親御さんたちに向けて、子育てや受験において最も大切にしてほしいことをお伺いしたいと思います。
西村:私が一番伝えたいのは、「親はもっと待つ勇気を持ってほしい」ということです。
窪田:「待つ」というのは、具体的にはどういうことでしょうか?
西村:現代は情報が多すぎるため、親御さんが先回りして子どもの障害物を取り除いたり、レールを敷きすぎたりする傾向があります。「これをやらせなきゃ」「あれもやらせなきゃ」と焦る気持ちは痛いほど分かります。でも、親がすべてを管理してしまうと、子どもは「自分で考える機会」を奪われてしまうんです。
窪田:第1回でお話しいただいた「自分で気づき、自分で動き出す子」を育てるためには、その時間が必要なんですね。
西村:そうです。子どもが失敗したり、立ち止まったりする時間を、親がぐっとこらえて見守る。それが「待つ勇気」です。



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