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「岸惠子と暮らしたパリ」が食の基本に…82歳、現役料理長が《肉なし・1日2食》でも超健康なワケ 贅沢な"残り物飯"の中身

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三光院 西井香春さん
女優の岸惠子さんの従姉妹で、三光院の執事・料理長を務める西井香春さん(82歳)(画像:谷川真紀子)

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人間の寿命は格段に延びました。しかし、健康で制限なく日常を送ることができる「健康寿命」は、日本人の場合、男性が72.57歳、女性が75.45歳だといいます(2022年の厚生労働省データ)。
健康をつくると言われている要素の1つが、「食事」です。80歳を超えてもなお、生き生きと暮らすシニアは、日々何を食べているのでしょうか。
本連載では、長寿の方の食卓にお邪魔して、その健康の源を聞きます。

午前2時起床、4時から厨房に立つ毎日

ピンとした立ち姿に、穏やかな佇まい。「大きな病気はしたことがないのよね」と西井香春(こうしゅん)さん(82歳)は笑う。

毎日、早朝4時から立ちっぱなしだという西井香春さん(撮影:谷川真紀子)

東京・小金井市の住宅街にひっそりと佇む尼寺「三光院」。そこで西井さんは寺務を担う執事と料理長を務める。実は、先日8月7日に逝去した女優・岸惠子さんの従姉妹でもある。

西井さんの多忙な1日は、愛猫に起こされる午前2時から始まる。作務衣に着替え、髪をきりっと1つにまとめると4時には誰もいない厨房に立ち、その日に使う食材の下ごしらえに取りかかる。

3時間かけて丁寧に昆布の出汁をとり、ごぼうもたっぷりの水で煮汁がなくなるまで、2〜3時間強火でやわらかく炊く。

7時半の朝食までに、やるべき仕事は山ほどあるという。

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