ブランドの理念や思いを消費者に伝えることは、容易なことではない。そもそも、読んでもらうことがなかなかできない。しかし、K-POPグループの力を借りることで、少なくない人に伝えることができる。TXTという名前に込められた意味を入り口にすることで、普段なら読み流されるはずのブランドメッセージが、ドリンクの注文やグッズの購入という具体的な行動にまでつながっている。
外食業界が向かうコラボのその先
タリーズ×TXT、ゴンチャ×Felix、ファーストキッチン×i-dleと、2025年から2026年にかけて事例は相次いでいる。
タリーズやゴンチャは1人の客・1回の来店から得られるものを増やす組み立てを取り、ダンダダンは複数のIPを次々に迎え入れ、新しい客との最初の接点を作り続けてきた。飲食業界のコラボ・タイアップは、自社の力だけでは届かない客層への接点になり得ると、プレスリリースなどで示している。タリーズにとってのTXTのファン、ダンダダンにとってのアニメファンは、いずれも「まだ店を知らない客」に店の存在を知らせる回路として機能している。
コラボはもはや、一過性の話題づくりではない。購買の機会を重ねたり、接点を増やすだけでもない。
次に、どの企業がどんな相手と手を組むか、その組み合わせ方にこそ、答えの手がかりがある。

