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コナズ珈琲だけじゃない…10年代以来のブームが到来「令和のハワイアンカフェ」パンケーキが"終日食化"に進化の実態

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ハワイアンカフェ「Merengue」
店頭には「ハワイアンパンケーキ」の表記が目立っている(写真:筆者撮影)
  • 鈴木 恵美 外食・小売に強いプロ広報/初代プレスリリースエバンジェリスト
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注文したのは、ロコモコ&ガーリックシュリンプ、マカデミアナッツパンケーキ2段、コナ・ブレンド オリジナルコーヒー、バナナストロベリー。2名で5060円。食事は注文から15分ほどで運ばれ、パンケーキはそのおよそ10分後だった。17時半を過ぎたころ、店内の照明がふっと夜の色に変わり、17時45分を過ぎるとアルコールを頼む客も出てきた。

ロコモコ&ガーリックシュリンプは、エビの香ばしさとガーリックの効いたソースがしっかり食事として成立する一皿(写真:筆者撮影)
一方のパンケーキは、食事を終えたあとに頼みたくなるおやつ、デザートの位置づけだった(写真:筆者撮影)
バナナ一本を使用したバナナジュースは、飲みごたえがあった(写真:筆者撮影)
コナコーヒーは、ジャマイカのブルーマウンテンと並んで「世界最高のコーヒー」とされており、生産量は、世界のコーヒー生産の1%以下という希少性と共にメニューで紹介されている(写真:筆者撮影)

店を出て浮かんだのは、「人に教えたいし、誰かを連れてまた来たい」という感覚だった。少なくともたまプラーザ店のCafe & Restaurant型で見えたのは、パンケーキを入口にしながら、食事もドリンクも会話も、同じテーブルで受け止める空間そのものだった。

では、なぜこの店は、住宅地に近いこの場所で成立しているのか。

外食・娯楽支出が厚い郊外商圏で、「非日常」が日常利用される理由

たまプラーザ駅周辺は、横浜市青葉区と川崎市宮前区にまたがる商業エリアだ。たまプラーザ テラスが広告主向けに公開している2024年3月更新の「イベントスペース&メディアガイド」では、この商圏を、全国有数の平均世帯年収が高いエリアとし、教育・娯楽・外食・ファッション関連支出の厚さを示している。青葉区の1世帯あたりの消費支出は月39万2000円で、横浜市平均の32万9000円を上回る。

ただし、この数字をそのまま「だからファミリー層に強い」と結びつけるのは早計だ。今回の17時台の現地観察で目立ったのは、子連れファミリーではなく、女性グループやカップル、シニアだった。商圏データが示す豊かさと、現地で実際に見えた客層は、必ずしも一致しない。

むしろ素直に読めるのは、こうだ。郊外の住宅地で選ばれているのは、パンケーキという単品だけではなく、「誰かと少し非日常の時間を過ごせる空間」そのものなのではないか。

PIZZAやキッズメニューなど日常的な食事利用としても選びやすいメニューが充実している(写真:筆者撮影)
ロコモコやガーリックシュリンプなど、日常から少し離れて店舗の雰囲気に合わせた選択も可能だ(写真:筆者撮影)
肉料理やサラダの選択肢も豊富だ。メニューはビジュアルだけでなく情報も詳細に記載され安心して選べる(写真:筆者撮影)
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