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コナズ珈琲だけじゃない…10年代以来のブームが到来「令和のハワイアンカフェ」パンケーキが"終日食化"に進化の実態

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ハワイアンカフェ「Merengue」
店頭には「ハワイアンパンケーキ」の表記が目立っている(写真:筆者撮影)
  • 鈴木 恵美 外食・小売に強いプロ広報/初代プレスリリースエバンジェリスト
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「ハワイアンパンケーキの店」と聞いて、2010年代を思い出す読者もいるだろう。2008年に神奈川・七里ヶ浜に1号店を構えたオーストラリア発のbills、2010年に原宿に日本初上陸したハワイ発のEggs 'n Things。当時、ふわふわのパンケーキは外食の主役だった。

Merengueも、その文脈で語られがちなブランドだ。だが、現時点で確認できる店舗を数えると15拠点。その内訳を見ると、単純な「パンケーキ店の横展開」では説明がつかない。

公式の店舗区分を見ると、みなとみらいやたまプラーザなど10店は「Hawaiian Cafe & Restaurant Merengue」、アリオ川口など2店はパンケーキ寄りの「Hawaiian Pancake & Cafe Restaurant Merengue」、横浜ベイサイドとラゾーナ川崎の2店は「Hawaiian Steak & BBQ Merengue」。後者の2店舗はパンケーキを扱っていない。これに、今回のホテル型1店が加わる。

カフェは2階なこともあり、入口を入っただけだと雑貨屋さんに来たのかと錯覚する(写真:筆者撮影)

つまりMerengueは、同じブランド名の下に、立地や施設によって違う顔を見せる店舗を抱えている。たまプラーザ店の公式メニューを見ても、平日Morning、土日祝Morning、平日Lunch、Day、Takeoutと区分があり、朝・昼・日中・持ち帰りという複数の入口を持つ。少なくともCafe & Restaurant型に関しては、パンケーキ専門店という説明はもう実態に合わない。

では、たまプラーザのような郊外の店舗では、このモデルは実際にどう機能しているのか。現地で確かめてみた。

たまプラーザ店で見る、郊外型フォーマットの実像

日曜日の17時、予約していたたまプラーザ店を訪れた。待ちはなく、席は半分ほど埋まっていた。行列店としての賑わいを期待していくと、拍子抜けするかもしれない。だが、この店が見せていたのは、混雑とは別の強さだった。

入店してまず目に入るのは、水槽、緑の植物が配されたフロア。テーブルの間隔には余裕があり、BGMがしっかりかかっているため、隣の会話が気にならない。住宅地と駅前の中間にあるこの店は、外に出れば見慣れた郊外の風景なのに、店内に一歩入ると空気が変わる。

2階に上がり最初に視界に飛び込んでくるのは大きな水槽。その奥に広がるのはゆったりとしたテーブル席(写真:筆者撮影)
サーフボードの装飾やソファ席の造り、壁面のグリーンなどゆったり過ごすことを歓迎されている雰囲気(写真:筆者撮影)

客層は、女性同士のグループが5組、カップルが3組、シニアの組が1組、個室を使うグループが1組。一人客は見当たらなかった。多くのテーブルでドリンクが頼まれ、ガーリックシュリンプやPUPUS(おつまみ料理)を何品か選んで食事として楽しんでいるテーブルもあった。

17時台は女性グループやカップルが目立ったが、退店間際の短い観察ではあるものの、18時を過ぎると3世代と見られるファミリーの来店も2組確認でき、夜に向けて客層が広がる兆しも見えた。

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