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過去に例を見ないこの「特異なAI相場」はこれからあと1年、2027年半ばごろまで続くと考えるワケ

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OpenAIと共同でのサイバーセキュリティサービス提供を発表するソフトバンクグループの孫正義会長兼CEO(写真:ブルームバーグ)
  • 平野 憲一 ケイ・アセット代表、マーケットアナリスト

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「イラン有事」という不透明要因が消えた日経平均株価は先週末の6月19日まで7連騰(合計7070円高)となり、ついに7万円相場に突入した。

過去になかった「特異なAI相場」は今後も続く

今年の相場観で「日経平均が7万円をつける」と予想したマーケット関係者は、兜町に通って56年、交友関係は広いと自負する筆者の周りにはいなかった。しかも2026年6月という早い時期で、さらに年間でも弱い月と認識される6月において、だ。

とにかくスピードが速すぎ、移動平均線との乖離率の「赤信号」はつきっぱなしだ。特に、200日移動平均線との乖離率「+30%台」や、総合乖離(25・75・200日移動平均線との乖離率の合計)の「+60%台」などは、過去において見たことがない。

では「もう天井か」と言うと、そうではない。なぜなら、今は新しい時代を象徴する「AI相場」であり、AI関連株が日経平均の帰趨(きすう)を握るという、過去になかった特異な相場だからだ。従って、「AI相場」がどこまで続くかを考えることは、日経平均の行方を考えることと同義に近いことになる。

期待先行でバブル的に始まったAI相場は、今や成長期待から現実の収益へと視点が移り、AI関連株は「選別相場」に入った。収益化できる企業だけが買われる「選別相場」は、短期的には日経平均にマイナスに作用する。

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