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30年以上仕事が途切れないフリーランスが指摘「好きなことを仕事にする」が"危うい"理由

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どんな仕事もとりあえずやってみる、そんなマインドがフリーランスには大切かも……(写真:Ushico / PIXTA)

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30年以上仕事が途切れたことがないブックライターの上阪徹氏が、フリーランスが「選ばれ続ける」ために欠かせない基本を語ります(本記事は上阪氏の著書『「また頼みたい」と言われる人がやっていること』からの抜粋です)。
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「人の役に立つことを仕事という」という考え方

好きなこと、やりたいことを自由にやりたいからフリーランスになる。そのような動機を否定はしませんが、これはかなり危険な考え方でもあると思っています。

その「好きなこと、やりたいこと」それ自体が評価され、仕事として認められるのであれば、もちろん問題はないでしょう。しかし、それはなかなかに簡単なことではない。

フリーランスとして生きていくとすれば、報酬を求めることになります。報酬は、人の役に立つからこそ得られるものです。「好きなこと、やりたいこと」をやって人の役に立てるのであればベストですが、そうでなければ報酬を得ることが難しいことはご想像いただけると思います。

私自身、採用広告を書くことが書くキャリアのスタートだったこともあって、これまでたくさんの仕事人、仕事について取材をしてきました。そして幸せな仕事生活を送っている人たちを見ていて気づいたことの一つに、仕事それ自体を目的としていない、というものがあります。

例えば、凄腕の営業パーソンは、営業それ自体を楽しんでいるわけではありませんでした。自分が提案した商品によって、顧客が喜んでいる姿を楽しんでいました。だから仕事にやりがいが持て、何十年も続けられているのだ、と語っていました。

長く中小企業の経理畑で働いていた女性は、社員からの「いつもありがとう」の言葉が何よりの喜びだと語っていました。大量にやってくる経費精算や請求書の処理そのものが楽しいわけではない。しかし、誰かがそれをやらないといけない。そして、そのことを知っている社員から「ありがとう」の声がもらえる。それがうれしいのだ、と。

ホテルマンとしてサービスの最前線に立っている人もいました。夏は暑く、冬は寒く、顧客にはいつも気を遣わないといけない。大変な思いをしながら、それでもなぜ、この仕事を続けているのかと聞いてみると、「お客さまに喜んでいただけていることが目の前でわかるから」という答えが戻ってきました。

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