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30年以上仕事が途切れないフリーランスが指摘「好きなことを仕事にする」が"危うい"理由

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どんな仕事もとりあえずやってみる、そんなマインドがフリーランスには大切かも……(写真:Ushico / PIXTA)
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そして、引き受けるとなれば、それを楽しんでしまうことにしていました。決して、マイナスの気持ちで仕事をしない。先にも書いたように、楽しいか楽しくないかを決めるのは、自分だからです。どうせやるなら、楽しんでしまう。そのほうが楽しいからです。

長くフリーランスをしていて感じていることは、起きていることには必ず何かの意味がある、ということです。仕事との出会いもそうですし、人との出会いもそう。場所との出会いもそうです。

ですから、偶然、何かと出会うことになったら、それを大事にする。ちゃんと向き合う。ポジティブに受け止める。丁寧に接する。一生懸命に取り組む。

その意味がすぐに出てくるわけではありません。もしかすると、出てこないかもしれない。ところが、いきなり10年後に出てきたりする。ああ、あの出会いはこのときのためにあったのか、なんてことが起こるのです。

ところが、「ああ、興味ないからいいや」「オレには関係ないや」と考えてしまったら、その後は何も起こりません。

起きていることをどう捉えるか

実際、仕事を選ばなかったことは大きな意味を持ったと思っています。そこから、いろいろな仕事に派生していくことになったからです。

結局、人は日々、試されているのではないか、と私は思うようになっていきました。起きていることをどう捉えるか。さまざまなことにどう向き合うか。大事にしようとするか、むげにするか。

仮にネガティブなことが起きたとしても、それも何か意味があると考えるようにしています。もしかしたら今、自分は試されているのかもしれない。そのために、この出来事が起きたのかもしれない。

かつて、企業トップに取材したとき、人生は試されることの連続だ、という話を聞きました。組織の場合は、とてもわかりやすいでしょう。ポジションが上がれば、それだけ権限と誘惑が一緒についてくるからです。

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係長になれば、課長になれば、部長になれば、局長になれば、それぞれ権限がついてくる。しかし、同時に不安や誘惑もセットでついてくる。権限をうまく使いこなし、不安や誘惑に負けない精神力が問われるのです。そこで不安や誘惑に負けてしまったら、それまで。

しかし、不安や誘惑に負けなければ、次のポジションに上がれる。試されて、パスすれば次が待っているのです。

これはフリーランスも同じだと思っています。さまざまに日々、試されるのです。そこでしっかり、自分を維持できるか。真摯に向き合えるか。それが問われてくる。人生は案外シンプルなのではないか、と思っています。

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