有料会員登録 東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #近視は病気です

中学受験ブームの「光と影」 プロ家庭教師が警告する「親の焦り」が子どもを追い詰める理由

5分で読める
窪田良氏、西村則康氏
中学受験ブームは過熱する一方だが……(写真はいずれも本人提供)
  • 窪田 良 医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO
  • 西村 則康 中学受験のプロ家庭教師「名門指導会」代表

INDEX

中学受験をメインに45年近く子どもたちの指導に携わってきた「プロ家庭教師」の西村則康氏と、眼科医であり窪田製薬ホールディングスCEOの窪田良氏による特別対談。連載の第2回では、長年の現場経験から見えてきた「伸びる子」と「伸び悩む子」の決定的な違いや、その背景にある家庭環境、そして子どもの好奇心を育むための親の関わり方について深く掘り下げる。

過熱する中学受験ブームとSNSの影響

窪田:近年、中学受験をする子が増えていますが、現場で過熱ぶりを感じることはありますか?

『近視は病気です』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

西村:非常に強く感じます。幼稚園のお迎えの場でも、お母さんたちの間で中学受験の話題が普通に出てくるほどで、小学校入学前から中学受験を意識している親御さんも多い印象です。

窪田:SNSの影響も大きいのでしょうか?

西村:非常に大きいと思います。「これをやらないと損」「あの家はもうこんなに進んでいる」といった情報が溢れていて、そうした情報に触れることで親御さんが焦りを感じ、振り回されてしまうケースが増えています。

窪田:入試問題の傾向自体も変わってきているんですよね?

西村:大きく変わりました。以前は「記憶力勝負」の問題が中心でしたが、最近はA4サイズで2〜3ページにも及ぶ長い説明文を読んでから答えるような、探究型の長文問題が非常に増えています。

窪田:単純な暗記では通用しなくなってきているんですね。

西村:そうです。「なぜそうなるのか?」という因果関係に興味を持ち、自分の頭で考える力が問われるようになってきました。おそらく大学入試の共通テストの影響が大きいと思います。

2/3 PAGES
3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数