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「夢やと思いました」…「野蛮」「不良」と大人は嫌ったビートルズ来日、警備に3万5000人が出動した武道館で起きたこと

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ビートルズ
1966年6月29日、初来日したビートルズが東京に到着した際の様子(AFP PHOTO / Metropolitan Police Department via Freedom of Information Citizen Center)

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1966年6月29日、午前3時40分。戦後21年目の日本・羽田空港に、4人の若者が降り立った。

ザ・ビートルズだ。

1966年6月29日、初来日したビートルズが東京に到着した際の様子(AFP PHOTO / Metropolitan Police Department via Freedom of Information Citizen Center)

活動期間7年7カ月で発表した曲は213曲、アルバムは13枚。

ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの4人が放ったメッセージは若者たちを虜にし、従来の価値観を揺るがした社会現象の一つとして歴史にその名を刻んでいる。

「ビートルズ文化博物館」に展示されているデビュー当初のビートルズの写真。まさに「アイドル」といった初々しい表情(写真:筆者撮影)

世界中が巻き込まれた“ビートルズ旋風”

1962年にイギリスでデビューした彼らは、主流だったおとなしめの音楽シーンとは一線を画す、まったく異なる世界観、思わず体が動くエネルギッシュで軽快なサウンドを提示した。2枚目のシングル『プリーズ・プリーズ・ミー』で一気に頭角を現すと、その勢いは瞬く間に海を渡る。

1964年、5枚目のシングル『抱きしめたい』が全米1位に昇り詰め、アメリカの国民的番組に生出演を果たすと、ブームは完全に爆発。全世界が激しい“ビートルズ旋風”に巻き込まれていった。

日本でも、彼らのアイコンであるマッシュルームヘアやファッションを真似する熱狂的なファン“ビートルマニア”が男女ともに続出。しかし、大人の多くはこの状況を冷ややかに見ていた。

「野蛮な音楽」「不良の集まり」「精神的にどうかしている」など、当時の新聞の投書欄や週刊誌、学校現場では、批判的な声が飛び交った。

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