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「夢やと思いました」…「野蛮」「不良」と大人は嫌ったビートルズ来日、警備に3万5000人が出動した武道館で起きたこと

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ビートルズ
1966年6月29日、初来日したビートルズが東京に到着した際の様子(AFP PHOTO / Metropolitan Police Department via Freedom of Information Citizen Center)
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「その態度は違うだろう、とか、傷病兵がいる世の中は嫌だ!っていうのを、ちゃんと大人たちに対してさらっと主張する。命令ばかりの大人社会に対して、“NO”を言っていいんだって、初めて見せてくれた存在だった」

ビートルズに初めて出会い、大きな影響を受けた『ア・ハード・デイズ・ナイト』について語り尽くす岡本さん(写真:筆者撮影)

「ビートルズのすごさ」

もっとも、彼らは大人たちに対して真正面から対立したわけではない。

「怒鳴ったり、破壊したり、ケンカめいたことは一切しないんですよ。相手を自分たちの世界に取り込んでしまうんです。大人たちの攻撃にユーモアやウィットで切り返す。すると大人は面食らう。気づいたら空気が変わっている。小気味いいんですよ。スカッとしますよね」

これが「ビートルズのすごさ」だと岡本さんは語る。

当時は日本だけでなく世界中が、厳格な大人中心で動く世界だった。戦争を経験した世代が戦前同様に社会を動かし、「我慢」「規律」「真面目」が重視され、「大人の言うことは絶対」とされる時代。若者は大人の価値観に静かに従うだけだった。誰もがそれを“普通”と思っていた。

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