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入社当初から交際していた「同期の社員と破局」…気まずさから一念発起、転職した男性を襲った《転職うつ》の残酷

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「頑張って見返してやりたい」という願望から頑張りすぎてしまった(写真:Taka/PIXTA)

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うつ病をはじめとしたメンタルの不調は、いつ誰の身にふりかかってもおかしくありませんが、精神科医の片田珠美氏によれば、「転勤」や「引っ越し」といった環境の変化と、それに適応するために「頑張りすぎる」ことが、そうした不調につながるケースが多いそうです。
本稿では、片田氏の著書『生きづらさの正体』から一部を抜粋・編集する形で、社内恋愛での失恋から一念発起し転職したものの、「転職うつ」に見舞われてしまった20代の男性の例を紹介しつつ、「うつ」の発症につながりやすい心理状態について解説します。

「頑張りすぎてしまう人」を待ち受ける落とし穴

本稿で焦点を当てるのは、停滞する日本社会で多くの人々がやる気も熱意も失っている一方、他方に頑張りすぎてしまう人が存在するという側面である。

頑張るというのはいいことのように思われるかもしれないが、なかには頑張りすぎてうつ病を発症する人もいる。多いのは、昇進や転勤などの変化を契機にうつになるタイプで、それぞれ「昇進うつ」「転勤うつ」と呼ばれている。

「昇進というのは本人にとって喜ばしいことのはずなのに、なぜ落ち込むのか?」「職を失ったり飛ばされたりしてうつになるのならわかるけれど、昇進によってうつになるのは理解できない」という声が多いかもしれない。だが、実際には「昇進うつ」はかなり多い。

その一因に、うつになりやすい人の病前性格として、真面目で責任感が強いことがある。

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