「頑張りすぎてしまう人」を待ち受ける落とし穴
本稿で焦点を当てるのは、停滞する日本社会で多くの人々がやる気も熱意も失っている一方、他方に頑張りすぎてしまう人が存在するという側面である。
頑張るというのはいいことのように思われるかもしれないが、なかには頑張りすぎてうつ病を発症する人もいる。多いのは、昇進や転勤などの変化を契機にうつになるタイプで、それぞれ「昇進うつ」「転勤うつ」と呼ばれている。
「昇進というのは本人にとって喜ばしいことのはずなのに、なぜ落ち込むのか?」「職を失ったり飛ばされたりしてうつになるのならわかるけれど、昇進によってうつになるのは理解できない」という声が多いかもしれない。だが、実際には「昇進うつ」はかなり多い。
その一因に、うつになりやすい人の病前性格として、真面目で責任感が強いことがある。
