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入社当初から交際していた「同期の社員と破局」…気まずさから一念発起、転職した男性を襲った《転職うつ》の残酷

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「頑張って見返してやりたい」という願望から頑張りすぎてしまった(写真:Taka/PIXTA)
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転居を伴う転勤の場合、職場環境と住環境の両方の変化に適応しなければならない。そのため、職場でも自宅でも知らず知らずのうちに頑張りすぎてしまうのか、気づいたときには疲れ果てている人が少なくない。なかには、心身のエネルギーが枯渇してうつ病を発症する人もいる。

最近増えている「転職うつ」

同様に、転職も大きな変化を伴うので、最近では転職を機にうつ病を発症する「転職うつ」も増えている。それだけ転職する人が多いことの裏返しだろう。

たとえば、大学を卒業して関西の会社に就職した20代の男性は、入社当初から同期の女性社員と気が合い、付き合っていたのだが、数カ月後に彼女から「他に好きな人ができた」と別れを告げられた。しかも、彼女の新たな交際相手が同期の男性社員ということも判明し、ショックを受けた。

それでも何とか出勤していたのだが、彼女とも、その交際相手とも顔を合わせるのが気まずくなった。2人の顔を見るのが嫌で休んだことさえあるという。そこで、心機一転して頑張ろうと転職活動を開始し、東京に本社がある同業他社に転職することに成功した。

早速、この男性は東京に転居した。そして、「成果を出し、出世して、この業界で有名になってやる。そうすれば自分を振った彼女を見返せる」と意気込み、夜遅くまで残業しながら頑張っていた。

しかし、転職して半年経った頃から、残業していると、涙が出て止まらなくなった。これは、前の会社と比べて業務量が格段に増えたうえ、仕事をこなすスピードも求められたことによるらしい。

こうした変化にこの男性はなかなかついていけなかった。しかも、上司や同僚から仕事を頼まれると、断らなかった、というか断れなかった。断って、頼んだ相手との関係が気まずくなることを恐れたからだ。

結果的に、手つかずの仕事がどんどん溜まっていき、毎日のように残業しなければならない事態になったのだ。おまけに、わからないことがあっても質問するのは憚られた。周囲がみな忙しそうにしていたので、質問すると迷惑がられるのではないかと危惧したからだ。

そのうえ、約2年間とはいえ同業他社に勤務していたことがあり、一応経験者として中途採用されていたので、質問すると「そんなことも知らないのか」と上司や先輩から呆れられるのではないかという不安もあったとか。

わからないことをそのままにして仕事を進めてもうまくいかないのは当然で、あるとき大きなミスをした。そのことで上司から叱責されたうえ、「入社してから半年以上経つのに仕事が遅い」とも指摘された。

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