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ライフ #再開発されない街

「町工場や個人商店が今も残る」「対岸には高層ビルが並ぶ」…品川駅まで15分なのに再開発されない「川沿いの街」の歴史

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六郷土手駅
大田区にある「再開発されない街」とは?(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター

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昔からの商店街、昭和の趣を残す家屋、狭く入り組んだ路地……さまざまな再開発が進む東京だが、中には再開発されないままの街もある。
タワマンや高層オフィス、大きな商業施設が生まれない街には、どんな理由があるのか――。ライター・坪川うたさんが、緻密なリサーチとフィールドワークで送る連載。第3回は「六郷土手」を取り上げる。

東京23区の南端、多摩川を渡れば川崎市に入る場所に「再開発されない街」がある。大田区の六郷土手駅周辺だ。

23区内でも端に位置しているとはいえ、京急本線が通り、京急蒲田駅で特急に乗り換えれば品川駅まで約15分の距離だ。そのような利便性を有しながら再開発されない街、六郷土手はどのような街なのだろうか。

多摩川対岸の川崎と比べて空が広い

六郷土手駅を出ると、狭い道路が現れる。車道も歩道も細く、車とスレスレだ。「これは再開発されていない街だ」と直感した。六郷土手駅の改札口はこの1カ所のみである。

六郷土手駅の出口付近。歩道も車道も狭い(写真:筆者撮影)
【写真を見る】「町工場や個人商店が今も残る」「対岸には高層ビルが並ぶ」…品川駅まで15分なのに再開発されない「川沿いの街」の歴史(25枚)

駅前のツルハドラッグ、少し歩いた先にあるマックスバリュを除いて目立った大型店はなく、2階に住居を持つ商店が並んでいる。

駅前に並ぶ商店(写真:筆者撮影)
「六郷土手商店街」と書かれた街路灯が設置されている(写真:筆者撮影)

街を歩いていると、居酒屋、八百屋、電気屋、和菓子屋、クリーニング店、理容室……といった商店が点在している。スーパーやコンビニ、ファミレスなどチェーン店も存在しているものの、大半は個人商店だ。

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