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昔からの商店街、昭和の趣を残す家屋、狭く入り組んだ路地……さまざまな再開発が進む東京だが、中には再開発されないままの街もある。
タワマンや高層オフィス、大きな商業施設が生まれない街には、どんな理由があるのか――。ライター・坪川うたさんが、緻密なリサーチとフィールドワークで送る連載。第3回は「六郷土手」を取り上げる。
前編では再開発されない街、六郷土手駅周辺の街の様子と歴史を伝えた。続く本稿では、六郷土手はなぜ再開発されないのか、その理由を分析する。
物理的な制約
六郷土手駅周辺は住居、昔ながらの商店、町工場が混在し、南には多摩川の河川敷が広がる街だ。
京急本線が通る六郷土手駅(写真:筆者撮影)
再開発されない理由として、まずこの多摩川河川敷という物理的な制約がある。多摩川河川敷は地域住民の憩いの場やスポーツの場として活用されており、開発行為が制限されている。
多摩川河川敷には子どもが遊んでいたり、サッカーボールとたわむれたり、ランニングしている人がいたりする(写真:筆者撮影)
ゴルフの打ちっぱなし場もある。老若男女が楽しめる場所になっている(写真:筆者撮影)
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