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Google Pixel 10周年モデル「Isai Blue」、グーグルが"性能以外"で勝負した日本限定スマホの狙い

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トークイベントの様子
5月11日、盛岡のヘラルボニーが運営する施設「ISAI PARK」でGoogle Pixel 10a日本限定 ヘラルボニーコラボモデル「Isai Blue」の発売を記念してトークイベントが行われた。Google Pixel 製品企画アジア太平洋事業統括 リージョナル ディレクターの阿部和子(右)はGoogle社のミッションステイトメントを引用して改めて同社が「世界中の人々」をターゲットにした会社であることを強調した。左は株式会社ヘラルボニー 執行役員 兼 アカウント事業本部統括の國分さとみ(写真:グーグル/ヘラルボニー)
  • 林 信行 フリージャーナリスト、コンサルタント

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「多分皆さん、スマホの機能全部使ったことないと思うんですね」

Google Pixel 製品企画アジア太平洋事業統括 リージョナル ディレクターを務める阿部和子氏は、盛岡市にあるヘラルボニーが運営する施設「ISAI PARK」で行われたトークショーで、そう語り「スマホは難しい、とよく言われる――それはテクノロジーのあり方として、すごく不自然なことではないか。人がテクノロジーに合わせるのではなく、テクノロジーが人に寄り添う側であるべきではないか」という私感を語った。

Google Pixel誕生10周年を迎える節目に、Googleが日本のユーザーに何を返すべきか考え抜いた末に出した答えが、岩手県盛岡市に本社を置く株式会社ヘラルボニーと共創した日本限定モデル「Isai Blue」を出すことだった。

この記事は5月20日、Googleストアおよび各通信事業会社で発売される、同製品の誕生を祝って盛岡で行われたプレスイベントを基に制作している。

5月20日に販売開始となる「Isai Blue」。製品のボックス、象徴的な青色のボディー、フラットな背面を存分にいかすバンパーケース(側面を保護するケース)。そして背面を使う人の個性で彩れるヘラルボニー作家のステッカーがセットになった製品となっている。Googleストア価格9万4900円(税込)(写真:グーグル/ヘラルボニー)
【写真を見る】Google Pixel 10周年モデル「Isai Blue」、グーグルが"性能以外"で勝負した日本限定スマホの狙い(15枚)
ISAI PARKで現在も行われている展示ではGoogle側のメッセージとしても、この端末が「Build for Everyone」、つまりすべての人に向けられた端末であることが強調されている(写真:グーグル/ヘラルボニー)

Pixel 10周年を祝う日本だけの特別モデル

2016年に初代モデルが登場して以来、Google Pixelは「つながり」と「楽しみ」を軸に進化を重ねてきた。10年という時間は、スマートフォンが単なるデバイスから、人々の暮らしや表現を支える生活インフラへと変わっていく時間でもあった。

Google製スマートフォン、Pixelシリーズの中でも、モデル名の最後に「a」がつくモデルは価格も手頃な普及型モデルで、デザインは同社インダストリアルデザイナーの松岡良倫氏が主導し台湾で製造をしている。

そうした相性もあるのか日本ではこの「a」シリーズが好まれる傾向が強く「販売比率がグローバル平均と比較しても非常に高い」という。

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【スマートフォンにもっと「人間味」を】

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