2026年4月14日、ユニシアホールディングス(旧串カツ田中ホールディングス)が発表した26年11月期第1四半期決算に、目を引く数字があった。売上高がほぼ倍増していたのだ。
串カツ田中が絶好調だからか、と言うとそれだけではない。串カツ田中の売上は前年同期比2割増と確かに好調だが、変化の主因は25年12月に完全子会社化したイタリアンファミリーレストランチェーン「PISOLA(ピソラ)」にある。ピソラは子会社化から最初の3カ月でグループ全体の売上の3分の1以上を担った。
居酒屋チェーンが、なぜファミレスを買ったのか。そして95億円という買収額は色んな意味で妥当なのかーー。連結初年度となる第1四半期決算が出た今、現場と数字の両面から検証する。
PISOLAは郊外ロードサイドの「リゾート気分で本格イタリアン」
横浜市栄区・本郷台。ロードサイドに突如現れるバリ島直輸入のリゾート空間。実際に足を踏み入れてみると、「食べ放題のファミレス」という言葉から想像する慌ただしさは、どこにもなかった。
「リゾート気分で本格イタリアンを」をコンセプトに掲げるPISOLA(ピソラ)は、郊外のロードサイドを中心に展開するファミリーレストランだ。
次ページが続きます:
【ピソラは「窯焼きピッツァと生パスタ、リゾットのお店」】
